zoom開催 2022年6月21日(火)19:30〜20:30
こんにちは、大倉薬局薬剤師yoshieです。
今夜は中医学の観点から、目の機能について考え、諸症状に対してどの漢方薬が効果的であるかを学びました。
中医学で目を考える
中医学でいう、五臓(肝・心・脾・肺・腎)は、それぞれ目の機能にどのように影響を及ぼしているかを復習しました。
主に目→肝を考えますが、他の蔵もいろいろ影響しているんですね。
肝血は「視力の栄養素」、という言葉が良い言い方だなーと思いました。
肝血も大事ですが、血はそのままでは動かないので、動かす「気」が必要です。
肝は、気の流れをコントロールする作用があります。気が滞ると肝気鬱血(かんきうっけつ)という状態になり、化火し、その火により血を消耗してしまいます。その結果潤いがなくなり目の乾きが生じたり、痛みや充血が起こったりします。
気、ですが、肺気も脾気も大事です・・・。
目のピクピクっには、脾気を高めようと思いました。【脾は肌肉に合する】
近年、コロナ禍の生活において、PC作業や動画閲覧、読書などが増えたりしていませんか?
眼精疲労や目の充血などを訴える患者さんが増加しているそうです。
本日出てきた漢方処方
- 滋腎明目湯(じじんめいもくとう)
- 洗肝明目湯(せんかんめいもくとう)
- 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
これらの特徴や症例について学びました。