こんにちは、薬剤師Yです。本日は自分の実体験と重ねながら、骨盤ケアの大切さについて学んだことをお伝えします。
骨盤ケアは、妊活中、妊娠中や出産後に大変重要なことです。『トコちゃん先生の骨盤妊活ブック』やその他、骨盤メンテナンスの講義を受けてケアの大切さを学びました。
実体験より・・・
私自身も現在妊娠中でお腹が大きくなるに伴い、20週ごろにお腹の張り感が辛くなりました。その際骨盤ベルトをきちんと正しく装着するように心がけると、張りの頻度も減少しました。何も意識せずに歩行すると、お腹が徐々に痛くなってきていたのですが、骨盤底筋にキュッと力を入れてお腹を上に引き上げる意識をしながら歩行すると、お腹の張り感やお腹の重みを感じにくくなることを実感しました。からだの使い方で随分変化するものだと思いました。
逆子防止にも骨盤ケア?
骨盤のゆがみを解消すると、妊娠・出産がうまくいく?!
骨盤がゆがんでいると「子宮のゆがみ」が生じるそうです。妊娠するとどんどん子宮は大きくなってきますが、子宮の中の赤ちゃんは、自然に丸まった姿勢をとります。頭が下で、両膝を曲げて体全体を丸めて顎を引いている状態が、一番心地良いそうです。子宮がゆがんでいると、赤ちゃんが心地よい姿勢になりづらくなるようです。逆子の原因ははっきりとしていないですが、骨盤の状態や子宮の形も一因として挙げられるようです。
骨盤のゆがみ防止には?
骨盤は4つの骨の集まりでできています。左右の寛骨、お尻側の仙骨、その下の尾骨です。これらの骨同士は靭帯と筋肉でくっついています。
月経や妊娠中はこの靭帯がゆるみます。現代の女性は便利な生活や洋式トイレ中心の生活で臀部の筋力も弱く、靭帯のゆるみと筋力の弱さで骨盤がゆがみやすくなっているそうです。骨盤がゆがむと、上にある胃や腸等の臓器が下に下がってきてしまい、その重さで骨盤直上にある子宮が重みで変形してしまいます。
ゆがんだ骨盤はそのまま凝り固まっており、周りの筋肉や靭帯も固まってしまいます。
➀ゆがんで凝り固まっている骨盤を整える
➁ゆるみで広がった骨盤の中にずり落ちている内臓を上げる
➂骨盤を正しく支える
をトコちゃん先生より推奨されています。引用文献)渡部信子.幸せな妊娠出産育児のために トコちゃん先生の骨盤妊活ブック:株式会社 筑摩書房,p.31
私も実践中・・・
➀でちょっとした骨盤ケア体操を行い、➁で骨盤高位になる体制で内臓を引き上げ、➂で骨盤ベルトを利用して骨盤を支えています。
現在お腹の中の赤ちゃんは、逆子ではなく頭が下の状態で、両膝も曲げて、心地良いとされる体勢で過ごしているようです。
出産予定日まであとわずかの日々ですが、骨盤ケアを継続して安産になればなあと願っています。
骨盤ケアは出産直後もとても大事で、その後のトラブル予防に有効です。分娩直後も骨盤ベルトを利用します!
産院入院時の持ち物リストにもトコちゃんベルトって書かれているので、忘れずに持参します(^^)/
参考文献 渡部信子.幸せな妊娠出産育児のために トコちゃん先生の骨盤妊活ブック:株式会社 筑摩書房,p.21-31