1.月経相談
②月経時の異常
③月経前症候群( PMS )
④女性のからだに大敵である「 瘀血」について
① 月経とは?
左右の卵巣には数万個の卵胞があり、約25〜35日周期でどちらかの卵巣の卵胞中から卵子が1つずつ飛び出します(=排卵)。
子宮内膜は卵胞ホルモン(エストロゲン)などの働きで徐々に厚みを増していき、排卵後は黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されて、さらに柔らかく、ふかふかになっていきます。
こうして受精卵が着床しやすい状態が整いますが、受精がおこらなかった場合、子宮内膜は剥がれて血液とともに排出されます(=月経)。
月経の起こり方には個人差があります。
例えば、3日で出血が終わる人もいれば1週間近く続く人もいます。
また、毎月の月経が楽に終わる人と、月経のたび下腹部の痛みやイライラなど辛い症状に悩まされている人もいます。
②月経時の異常
月経周期の異常
月経周期とは、月経開始日を1日目とし 次の月経が始ま前日までの日数をさします。
- 正常な月経・・・周期が25〜28日以内
- 頻発月経・・・周期が24日以内
- 稀発月経・・・周期が39日異常
- 不正周期月経・・・周期が不規則
子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮がんなどの子宮の疾患
経血量の異常
正常な月経 ・・・経血量 が 合計150 cc 以下、月経日数が3〜6日間
過多月経・・経血量 が 合計150 cc を超える、月経 が7日間以上継続
過少月経・・・・・・経血量 が 合計20〜30 cc、 月経日数が2日以内
月経に伴う下腹部の痛みやイライラなどの症状は、多少はあるものです。
しかし、症状が辛く、日常生活に支障があるレベルは婦人科を受診することをおすすめします。
③ 月経前症候群(PMS)
月経が始まる3~10 日間前(黄体期)から、心やからだに色々な症状が起こる状態です。
PMSの原因は、はっきりとわかっておらず、治療法は確立されていませんが、規則正しい生活や睡眠、定期的な運動、体質改善はぜひおすすめしたいことです。
東洋医学では、月経前のイライラなどの様々な症状は肝気鬱結が原因と考えられます。
④ 女性のからだに大敵である「瘀血」について
月経痛の2パターン
ドロドロの血液の「瘀血(おけつ)」の状態は月経前にも、月経時にも悪い影響を及ぼします。
瘀血は血液の流れが淀んでいるようなイメージで、血液の流れを邪魔します。
瘀血タイプの方は、月経前半の腹痛など訴えがありますが、PMS に悩む場合も多いです。
瘀血タイプ
- 月経血に黒っぽい、レバーのような血の塊がある
- 月経痛がひどい
- 歯ぐきや顔がどす黒い
- あざが出来やすい
- ニキビが出来やすい
②肝の力を高めよう
血流が悪いと、血液がからだのすみずみまで届きづらくなり、手足の冷えを感じたりしているでしょう。血液には熱を届ける役割もあります。冷えの中には、血液が不足している熱量不足のパターンも考えられます。
肝には血液を貯めて、必要なところへは補給する働きがあります。肝には、全身の「気」を順調にめぐらせる働きがあります。
肝を元気にすると血流がアップします。
適度な運動(ウォーキングやヨガ、ダンスなど)を定期的に行うことも必要です。
コンクレバン
天然アミノ酸
- 疲れ、かぜ、病後の体力低下などにおすすめする分服タイプの滋養強壮剤です。
- 肝臓加水分解物は、吸収の良いアミノ酸として働くとともに、心臓エキス、ビタミン B 群とともにエネルギー産生系に働き、体力低下、肉体疲労に効果をあらわします。
- ノンカフェイン、ノンアルコールですので、子供からお年寄りまで、また妊産婦、授乳婦にもやさしい医薬品です。
③脾の力は最優先
- 鶏卵、肉、魚、野菜は召し上がられていますか?
- 食欲はありますか?
- 胃腸の調子はよいですか?
「気」には様々な種類・作用がありますが、これらを高めるには「水穀の精微(水穀の気)」が必要です。
私たちが食べたものが胃、小腸で消化吸収が行われ、「水穀の精微(水穀の気)」がつくられます。
たとえば、
生命力の源であり、各臓器の働きを高めてくれる気です。
「気」には、血をつくりだしたり、血・津液を循環させたり、臓器の働きを高めたり、からだを温めたりする作用などがあります。
④補腎をしよう
精とは生命の根本をなすものです。
もともと生まれるときに父母から受けついだ精(=先天の精)は年齢とともに減少していきますが、私たちが食べたものからつくられる水穀の精微(=後天の精)で精を補うことができます。
腎に精が蓄えられているので、腎精と呼びます。
腎精が充実すると、ヒトのからだは成長、発育しますが、腎精が衰えると老化がはじまります。
日水補腎片
補腎のための漢方薬・・・土台づくり
- 疲労、栄養障害、虚弱体質などに栄養を補給をする動物生薬 3 種と植物生薬 6種、さらにビタミン B1 を配合した滋養強壮剤です。
- 北京同仁堂と提携した商品です。
- 東洋医学で「腎」の働きが衰えると、疲労、栄養障害、虚弱体質などがあらわれるといわれています。
参考文献「わかる中医学入門」p16〜19,24~27,66
腎と脾(胃)の両者が整っていることが大切です。
さらに、肝により気がめぐるのですから、肝の働きが良い必要があります。
妊娠前~妊娠中(悪阻も含む)~授乳期のご相談も承りますので、ぜひご相談ください。
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