お肌が荒れてきたら腸活してみよう【その3】
前回は、「腸活って具体的にどうするの?」という内容で、
「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」、「腸のお掃除の大切さ」をお伝えしました。
おすすめする自然な腸のお掃除方法
~ツラくない方法を伝授~
食物繊維は何でも良い?それとも・・・?
食物繊維といっても何でも良い訳ではありません。
上図 https://www.fibro.co.jp/psyllium.htmより
腸のお掃除に優れているものは、「サイリウム・ハスク」というインド産のオオバコの種皮が有名です。
水分を吸って膨れ上がり、滞留便や硬い便に付着して便を柔らかくして体外へ出しやすくしてくれます。
「サイリウムハスク」とは、オオバコ科の植物プランタゴ・オバタの種を包んでいる種皮のことです。
この植物は、学名が「プランタゴ・オバタ(Plantago ovata)」、英名が「サイリウム(Psyllium)」といいます。
オオバコは世界中に200種類以上もあり、日本で見られるオオバコとは種類が違います。「サイリウムハスク」は、成分の90%が食物繊維で、水溶性と非水溶性の食物繊維をバランスよく含んでいます。
サイリウム種皮由来の食物繊維は、「 お腹の調子を整える」、「コレステロールを下げる」という2つの働きが認められた保健機能成分です。引用サイト|サイリウムの栽培~製品になるまでhttps://www.fibro.co.jp/psyllium.html
仕上げに滞留便を出そう!
大腸壁に付着した滞留便の排泄にぴったりの生薬があります。それは「センナ実」です。
センナ自体は皆さんも聞きなれた生薬だと思います。一般的なセンナは、センナの葉の部分を利用しています
葉の部分は、腸を強く刺激して排便をしやすくしますが、体を冷やしてしまいます。冷えると腸の動きもわるくなります。
センナは欧米諸国で昔から緩下薬として使用されているようです。日本でセンナというと葉の部分を医薬品やお茶等でよく利用されますが、欧米諸国では果実部を主に使用されていたのです。センナもセンナ実も同じ「センノシド」という成分ですが、活用する部位によって、服用後に起こる腹痛の度合いや冷えが異なるのです。
センナ実は、蠕動運動も促進してくれるし、オイリーだし、センナの葉のように冷やしません。穏やかに効果を発揮してくれるため、辛くないのです。
食物繊維×センナ実の効果ですっきりしたら、善玉菌も補充しよう
腸のお掃除によって、善玉菌が増えやすい腸内環境になっているはずです。便秘体質を改善するには、大腸を浄化し、悪玉菌を減らし、善玉菌を増やして腸内フローラを良くすることが大切です。
ビフィズス菌等の善玉菌を毎日摂取しましょう。
もし、腸のお掃除をして一度はすっきりしたものの、また便が出にくくなっている場合は、やはり善玉菌が増えていないのです。ビフィズス菌は徐々に増えていくものなので、継続が大事です。
便秘が改善しつつあったら、そのままビフィズス菌等の善玉菌×食物繊維の摂取を続けていきましょう!
体もかるいし、お肌もきれいだし、免疫力もアップすることでしょう。
ダイエットをしたい方も、便秘だと効果が減少するので、腸活が最優先です。
腸活を一緒に頑張りましょう。
お読みいただきありがとうございました。
薬剤師yoshie